2018-04-05
気づかないでいた
若さの光にあふれていた頃
強いことが
素晴らしいと信じていた
弱いことは
恥ずかしいと思い込んでいた
勝ちたい強くなりたいと
一生懸命だった
弱い自分を隠そうと一生懸命だった
明るい出来事だけが
素晴らしいと信じていた
暗い出来事は
価値がないと決めつけていた
明るい光だけでは
草さえ枯れてしまうことに
気づかないでいた
闇は露で草を潤し
地を耕すとは思いもしなかった
弱さを認めることが本当の強さだと
心の深いところでわかってきた
闇が覆い始める夕暮れの
光と影の美しさに
心惹かれるようになった
見えないことが
少し見えるようになって
聞こえない声が
少し聞こえるようになって
自分の弱さに
心の底から気がついて
やっと神さまに頼ることが
少しだけ出来るようになった
今心温かくやさしい思いに
満たされている
主(しゅ)は、「わたしの恵みはあなたに十分である。
力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。
※主(しゅ):神さま
He has said to me, ” My grace is sufficient for you, for power is perfected in weakness.”
新約聖書 コリントの信徒への手紙二 12章9節
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