2018-04-04

骨のある生きざま、仲代達矢85歳

仲代達矢主演「肝っ玉おっ母と子供たち」の劇を
東京に見にいった。

『肝っ玉おっ母と子供たち』仲代達矢-ザプレイズ日記

16世紀のヨーロッパ、幌車で戦場を渡り歩いて
行商をして生き抜く「肝っ玉おっ母と三人の子供たち」の話だ。

♪戦争には鉄砲、鉄砲には銃弾、そして何より人間がいる♪
の歌を歌いながら幌車を曳いて出てくる最初の強烈な印象の場面。

『肝っ玉おっ母と子供たち』仲代達矢-ザプレイズ日記

この場面に始まるNHK の一時間ドキュメントを見たのは昨年の12月。
84(その時)歳の名優仲代達矢の平和を訴え続けて死にたいという
姿が私の胸にどしんと響いた。

実際に見て、その迫力により感動した。

『肝っ玉おっ母と子供たち』仲代達矢-ザプレイズ日記

今の時代、真面目に正論を主張するのが
気恥ずかしい気がする。

グルメやファッション、旅情報など、
自己の楽しみばかりが優先する時代。

平和を訴えて死んでいきたいという名優のことばと
本当の正論「反戦」を真正面から訴えて、
商業演劇として多くの観客を動員している
85歳のぶれない、骨のある生き方に
ただ感動した。

『肝っ玉おっ母と子供たち』仲代達矢-ザプレイズ日記

ささやかな活動を始めている私。
やりぬいていこうとの思いを新たにしている。

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